88点
主人公は、気になるあの娘との将来を知るため、YearWalkを行うが・・・
スウェーデンの伝承をもとにしたホラーゲーム。
ビジュアルや音楽が素晴らしいのはもとより、ストーリーが最高。
ADV好きなら必ずプレイすべき一本。
以下、ネタバレストーリー解説(反転)
主人公=Danielは、思いを寄せるStinaに告白をしていた。
12月31日はStinaからの返事の期限。新年にどのような展開が待っているか、Danielは未来を知ることができるというYearWalkを行う。
数々のWatcher達をくぐり抜け、彼が見たものは、Stinaからの冷たい返答(もうあなたのことは好きじゃない、近くをうろつかないで)と、めった刺しにされたStinaだった。(1周目終わり)
2周目、秘密のジャーナルにおいてTheodoreのYearWalk研究を追いかけることになる。
Theodoreは古の儀式YearWalkの研究を行い、ついにDanielと呼ばれる人物が100年以上前にYearWalkを実行したことを知る。調査の中で、DanielがStinaを殺害し、死刑に処される記事を見つけたTheodoreは、Danielに思いを馳せる。そんな中、森のなかから拾ってきた箱のせいで、Theodoreは奇妙な夢を見るようになる。奇妙な夢はTheodoreの精神を蝕み、YearWalkについての妄想と、Danielを救わなければならないという強迫観念を植え付ける。
Theodoreは、YearWalkが時空を超えるための儀式であることを見抜き、なおかつDanielが未来を覗いたことを予見した上で、Danielを救うための贈り物を用意する。そしてTheodore自身もYearWalkを行い、時空を超え、箱を100年前に届ける。(ジャーナル終わり)
箱を開けると、中にはDanielが処刑される新聞記事と、Theodoreのメモ、そしてナイフが入っていた。
Theodoreのメモには、"The decision has been already made" "You know what you must do" などの記載があった。
もちろん、Theodore自身は、 "The decision has been already made"=彼女は既に心を決めている "You know what you must do"=彼女を救うために自殺しろ というメッセージを込めたつもりだったが、既に精神分裂病の気があり、Stinaに対する嫉妬で目が曇っていたDanielにはこう映った。
"The decision has been already made"=お前はもう心を決めているんだろう "You know what you must do"=何をすればいいかわかってるはずだ=彼女を殺せ
このメッセージを見たDanielは、まさにこのメッセージにより、Stinaを殺すこととなる。
皮肉にも、TheodoreはDanielの殺人のきっかけを作ってしまったのだ。
未来は決して変えることが出来ないのだ。 (おしまい)
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